ここではわたしたちが実施できるSEO対策に大きくかかわる事項についてお話しします。
SEOについては、こちらの記事をご覧ください。
過去記事>>> SEOってなに?簡単に教えてください。
SEOというのは日本語でいうところの検索エンジン最適化というものですが、
検索エンジンの思考回路(アルゴリズム)は日々進化し、発展を続けています。
これらの進化の過程をアップデートと呼び、
このアップデートはその内容によって大きく分けて3つに分類されています。
パンダアップデート
このアルゴリズムの変更は、低品質なサイトの検索順位を下げ、
訪問者にとって有益な情報を提供するサイトの順位を上げるための改良です。
どの様なサイトが低俗なサイトと定義されたかというと、
- サイト自体がリンク集だけの何の価値も見いだせないもの。
- ツールによって自動生成された、人間の目で見てでたらめな文章になっていて、存在意義のないサイト。
- コピーコンテンツだけ、もしくはサイトの大半がコピーコンテンツで構成されたサイト。(著作権侵害)
などです。
ペンギンアップデート
ブラックハットSEOと呼ばれる、非合法的な手段で検索順位を上げようとするサイトに対して、
対抗措置とする改良。
どの様なサイトを非合法と考えているのか。
- リンクを獲得するためにだけ作られた中小の検索エンジンや、ディレクトリ登録サービスを使用したサイト。
- 相互リンクだけを支援するサイトに登録されたもの。
- 過剰なまでにリンクを張り、そのリンク自体をたとえば背景と文字を同色にするなどして、隠しリンクとすること。
- 自動でリンクを張り続けるようなツールを使って、意味のない被リンクを多数得ること。
- サイトのタイトルなどとは関係のないキーワード(市町村名や商品名を意味もなく羅列したり)をただ単に羅列する行為。
つまり意図的に検索エンジンをだまそうとする行為にペナルティーを課す改良で、
パンダと違って、主に自作自演の被リンク関係を重点に取り締まるアップデートです。
ハミングバードアップデート
このアップデートは、文章の読解能力の向上を図るアップデートです。
たとえば、
『日本で一番大きな湖は?』
という文章があったとして、わたしたち日本人ならば
『琵琶湖』と答えることができますが、
検索エンジンには理解が出来ませんでした。
それがこのハミングバードのおかげで、徐々に正確に理解が出来る様になって来たのです。
ですからたとえば、
『日本で一番大きな湖は?』
『デスクトップパソコンです。』
等という支離滅裂な文章が並んでいると、検索エンジンからしてもこれはおかしいぞ?
と判断が出来る様になってきたという事です。
まとめ
思えば今日に至るまで、検索エンジンVS悪意あるホームページ運営者の構図で
日々戦争状態でした。
検索エンジン自体も昔はそれほど精度の高いものではなく、
ちょっとしたことで騙すことができていました。
GoogleやYahoo!、Bingなどの検索エンジンの使命は何でしょうか?
検索ユーザーが知りたい情報を検索してもらって、
できる限り目的の情報(サイト)を表示させて、満足度を上げることです。
これら検索エンジンを運営する企業はその収入の大部分を
検索結果などに表示される広告収入で賄っています。
低俗な意味もないホームページは可能な限り削除しなければならないのです。
わたしたちは検索ユーザーのためになる情報を発信することで、
結果として検索エンジンから高評価される。
ホワイトハットSEOで、ホームページ運営を行いたいものです。